元フィットネスインストラクターとして様々なお客様の相談に乗って一緒に身体作りを行なってきました。
経験と知識から各アレルギーにも対応できるプロテインやを紹介していきます!
※本記事はアレルギー反応を回避できる可能性のあるものを紹介していますが、明確に何に対してアレルギー反応が出ているのか把握していない方は、まずは検査をする事を推奨します。
- プロテインを飲む事でアレルギーを発症する可能性のある人が分かる
- たんぱく質の過剰摂取を注意するべき尿素サイクル異常症について理解できる
- 各アレルギーの人でも飲めるプロテインが分かる
☑️記事の内容
- プロテインでアレルギーを起こす可能性のある人
- 尿素サイクル異常症について
- プロテインの種類
- ビーガン向けプロテイン
- 一般的な物との比較
プロテインでアレルギーを起こす可能性のある人
プロテインを飲んでアレルギー症状を起こす可能性のある方は以下の様な方です。
・乳糖不耐症や乳製品アレルギーの人
・大豆アレルギーの人
・尿素サイクル異常症の人
乳製品や大豆アレルギーの方は種類を変えればプロテインを摂取する事ができます。
尿素サイクル異常症とは?
尿素サイクル異常症は肝臓でアンモニアを上手く解毒できない先天性の病気です。
発症するのは8000人〜44000人に1人と言われている指定難病。
正常な状態ならタンパク質を摂取した時に体内で老廃物である窒素が発生。それは血液から排出されます。
この窒素が排出できずに、アンモニアとして血中に蓄積してしまいます。
血中アンモニア値が上昇すると以下の様な症状が出てきます。
・多呼吸
・痙攣
・意識障害
・行動障害
一般的なプロテインの種類
一般的に販売されている、特にドラッグストアなどに置いてあるプロテインのほとんどは以下のどれかです。
- ホエイプロテイン
- ソイプロテイン
- カゼインプロテイン
順に特徴を解説していきます。
ホエイプロテイン
ホエイプロテインは牛乳を原料として作られています。
一般的に「プロテイン」といえばこれの事を指す事を多いほどポピュラー。
ホエイは吸収スピードが速く、運動直後の30分〜1時間の間や起床時に飲むのがお勧め。
値段も他の種類と比較するとリーズナブルな物が多いです。
ソイプロテイン
ソイプロテインは大豆を原料として作られていて、独特の少しざらついた舌触りのものが多いです。
吸収スピードがゆっくり(5〜6時間ほど)で就寝前に飲むのが最適。
睡眠中はタンパク質を消費して筋肉を修復しているので長くタンパク質が吸収されると体内で枯渇するのを防げます。
腹持ちがいいので間食を防ぎ、ダイエットにも向いています。
また、イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンような働きをする事からホルモンバランスの不調などの改善が期待でき、女性に人気が高いプロテインの1つでもあります。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインは乳製品を凝固したもの。チーズなど乳製品を固める成分を含んでいます。
同じ乳製品が原料でもホエイと違い吸収スピードがゆっくりなので、ソイと同じく就寝前などに最適。
体内で他の物質と結合して消化吸収に時間がかかるので、こちらも腹持ちがよくダイエット向き。
ソイプロテインの食感が苦手な人はカゼインの方が向いてるかもしれませんね。
プロテインシェアのほとんどはこの3つのどれかと言っても過言ではないです。しかしこれだけでは
・遺伝子組み換え大豆への懸念や大豆アレルギー
・乳糖不耐症、乳製品アレルギーのある人
これらの人は選択肢が少なくなってしまいます。
そんな方々にも問題なく飲めるプロテインがあります。
ベジタリアンやビーガン向けのプロテインも人気急上昇中
例えばコスパの良さから人気爆発中の【Myprotein】ではビーガンシリーズが展開されています。
シリーズの中にはソイプロテインもありますが、今回は大豆製品を除いたものを紹介していきますね。
ピープロテイン
ピープロテインの原料は「エンドウ豆」です。
大豆製品や乳製品がNGな方でもソイプロテインと同じ様な感覚で摂取する事ができます。
感覚が似ているので味も似た様なものでザラッとした食感は否めません。
しかし以下の様なメリットも沢山あります。
- BCAAなどの必須アミノ酸がホエイ並に豊富
- 鉄分・マグネシウムが豊富
- 低GI
- コレステロールを含んでいない
やはり動物性のものよりも環境や体に優しいですね。
過敏性腸症候群の方にもオススメです。
ビーガン プロテインブレンド
このブレンドタイプのプロテインはエンドウ豆とそら豆をブレンドし、味や飲みやすさに改良を加えたもの。
とはいえホエイほどサラッと飲める様にはなっていません。
味の種類が選べるのでそのおかげでだいぶ飲みやすくなっているんですね。
値段も含めピープロテインと比較してみましょう。
ピープロテインとビーガンブレンドの比較
ピープロテイン | ビーガンブレンド | |
味 | 豆独特の味 | 豆独特の味をフレーバーで緩和 |
飲みやすさ | ざらつく | 少しざらつく |
料金(1kg) | 3,190円 | 5,290円 |
味の種類 | ノンフレーバーのみ | ・コーヒー&ウォルナット ・ストロベリー ・チョコレート ・バナナ ・ノンフレーバー |
たんぱく質量(1食) | 23g | 22g |
豆独特の風味に苦手意識が無かったり、クッキーにしたりココアと混ぜて飲んだりするなら、ピープロテインに軍配が上がります。
なんと言っても2,000円程の料金の差が大きいかと。
なお【Myprotein】は頻繁にセールを開催しているのでセール時にお得に買うことをお勧めします。
お勧めはゾロ目の日のセール!
最大70%OFFにもなる程のBIGセールが頻繁に開催されるなんて、そりゃ人気出ますよね。
悩む方はビーガンブレンドの250gを試してみよう
ここまで比較してみても悩む方は「ビーガンブレンド」の250gを買ってみるのをオススメします!
ピープロテインは1kgからしか販売していないんです。。
もし苦手だった時に1kgを我慢して飲み続けるのはしんどいですよね。
個人的には「コーヒー&ウォルナット」味が豆感との相性もよく、飲みやすいと思いますよ!
プロテインによって不調を起こさず、楽しくトレーニングライフが送る事の手助けが出来れば幸いです。